本日、函館は札幌とともに桜の開花宣言となりました。
道ゆく木々にも若葉が覗き始めなんか春っぽくて良いです。
山を見ていると紅葉の終わりから年間の半分が葉がない状態でスッカスカの山となっているので緑が見えるだけでも嬉しくなります。
と、いう訳で函館海情報をお送りいたします。
そんな水中はどんどん面白くなって来ていますが今回紹介するのはミミ以下です。
今年はコンディションが良いのか個体数も比較的多めに観察できています。
まず写真はこちらです。
写真の個体はメスです。
そしてこっちがオスです。
違いがわかりますか?
そうです。
上の足の部分、向かって右側の一番上の足がオスがクシャってなってます。
オスには交接腕があるのでどうしてもシンメトリーにはならないのです。
なので、大人の写真撮るならメスがおすすめです。
そんなミミイカは5月中旬くらいから繁殖期に入ります。
メスは岩のクラックなどに卵を産みつけます。
かなりしっかりした粘着卵なのでちょっとやそっとでは脱落しません。
それが、約1ヶ月半ほどするとこんな感じまで成長します。
中で動き回り時々色素胞にも変化が見えます。
その半月後、産卵から2ヶ月を過ぎる頃にはもう孵化直前って感じです。
このステージまで成長していると撮影しているうちに光も刺激となり孵化していくものもいます。
生き物の生まれる瞬間に立ち会えるのはどんな種であっても等しくなんか感動しますよね。
早ければ7月下旬から生まれでたチビたちに会えるかもしれません。
ぜひ、そんな様子も観察して見ませんか?