5月の卵ラッシュやベビーラッシュ、クラゲなどの浮遊系生物の魅力に沸いた楽しい季節も6月に入り様変わりしてきました。
今回ご紹介するのはそんな6月の魅力です!
ゴッコのチビたちは大きくなるにつれ数は少なくなるものの個性的な模様が魅力的!
個人的にはこの手の模様が好きですね!
今月末くらいには全て沖に旅立っていきます。
今年も楽しませていただきました。
ゴッコといえば先日、水中に伐採されて廃棄されたであろう楓の枝が沈んでいました。
じっくり探すとやはりこんな場所にも隠れていました!
楓ゴッコ!
なんとも鮮やかでした。
数日後に行ってみると枝はありましたが葉の色がほとんど抜けて…
ゴッコはついているものの残念な感じ…
そして、抱卵していたナメダンゴsp.は無事孵化を終えて親ナメは消えました。
その代わり数はまだ少ないですがチビナメが登場してきました!
岩肌にくっつきタイミングを見ながら捕食しています!
このシワイカナゴという魚はアマモ場を利用して繁殖します。
縄張りオスがいる場所にメスが訪れて繁殖します。
繁殖期間は5月中旬から7月中旬まで続くので早く産卵した卵塊の中にはすでに仔魚の目ができ始めています。
卵の中でくるくると動く様子がめっちゃ可愛い!
また、アマモ場自体も間も無く開花の季節を迎えます。
写真でちょっと紹介しますね。
アマモは繁殖期が近づくと普段は50cmほどだったのが2m近くまで伸長します。
そして、葉っぱ状以外の「花株」と言われるものができます。
写真の一番右側に写っているのが花株です。
中に何やら見えていますがこれがアマモの雄花と雌花です。
シワイカナゴの卵の後ろに毛のように見えるものが見えていますがこれが雌花です。
その後、雄花ができくるのです。
雄花がでてくるとやっと「アマモが咲いた!」なんて言いますがちゃんと両方観察できます。
そして雄花は結構激しく糸状の花粉を飛ばします。
まだタネができるまでのお話があるのですが今回はこの辺でおしまいです。
続きはリアルに見られるタイミングになったら写真と共にご紹介いたします!