アカオビハナダイ産卵撮影のテク&コツ

アカオビハナダイ産卵撮影のテク&コツ

こん○○は〜。
奥駿河湾ガイド、ふらら日和の八木です。

今月は、今が旬なアカオビハナダイの産卵の撮影のテクニックやコツを書きますね。
やはり巻きつけ産卵が皆さん、目標の一つでもあるので、そこについてです。
実際撮っている方は、何年もかけて毎年完成度のUPを目標に撮影されていますが、、
ガイドを使うので、せっかくなら少しでも効率化をしていただきたいという思いから、簡単なヒントをば。


これはアカオビハナダイ撮影歴5年のお客様を対面から撮影。
この一枚で、アカオビハナダイの動きと撮影のテクを説明していきます。

まずは、アカオビハナダイの産卵に至るまでの行動。

雄1匹に対して、5〜10匹の雌のハーレムを作ります。(数は場所によって変わります)
産卵に入る前に雄が自分の縄張り内の雌にU字スイム(求愛)
この時、雌のお腹が大きいかみる。ここ重要。(雌のお腹がぺしゃんこだと雄が元気でもやらない)
白丸の中の雌は、お腹パンパンです。

すると潮流を利用し、雄にスイッチが入ります。
体をブルブルブルっと震わせて雌にアピール。
その気になった雌は少し上昇。
その雌にさらにブルブルダンス。
認めてもらえると、見事巻きつけ産卵に。

産卵したら、次に上昇した雌と再度産卵。
これを繰り返すので、撮影する際は、一度カメラから目を離し、肉眼で観察するのもいいと思います。

次に撮影の準備について

このお客様お場合(了承得ています)
陸上で、撮りたい位置にターゲットライトが照らされるよう位置します。(黄色)
そこに、ストロボが当たるようにストロボの位置をセットします。

水中では、アカオビハナダイをライトで照らされる位置に合わせたらシャッター押すだけ。
置きピン完全セットですね。
一瞬を逃さない面白い作戦ですね。

それで、撮れたのがこの一枚

さすがですね〜。

やはり、熱量というか、情熱注ぎ、考え、潜る。
トライ&エラーの繰り返しで、形が決まってくる。
これはこれでカメラを使った楽しいダイビングですね。

それにガイドの日々に観察眼のアドバイスがあれば、巻きつけ産卵撮れるはず。笑

ぜひトライしてみてください♪

奥駿河湾(静浦・平沢)で潜るなら・・・
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