空高く、雲も薄くなった11月の鹿児島の海より松田がお届け致します。
この時期になると、桜島のとある公園の清掃をするおばちゃんの話を思い出します。
50年前に自身の娘さんを出産した際に11月は桜島に大雪が降り、産気づく中車で立ち往生し大変だったと・・・・・・
何を何を!お母さん!僕は今でも半袖短パンですよ(はははっ)
半世紀でそんなにも気候って変動するんだ(愕然)
きっと普遍なものもあるはずだ!
この時期になると、たびたび現れるハンマーヘッドシャークの亡骸の群れ。
ある海域に現れることから人為的なものだと推察される。。。
亡骸を観察すると貝類やヤドカリが群がり凄まじいスピードで分解されていく。
これは過程の写真ですが、完全に骨になるまでなんと2日。
軟骨魚類の名の通り、頭の骨もムニョムニョと柔らかく、脊柱はしっかりと骨格を持ち亡骸にも色々と学ばせてもらっています。
例年通り、サカサクラゲの発生も爆発的になってきた。
直径数ミリのサイズから20cmを超える個体まで成長段階は様々。
刺胞も強いのでフィンワークにはとにかくいつも以上に、いやいつも通り気をつけてほしい。
ポリプやストロビラも沢山!
プラヌラも沢山プラプラしていてクローン生成に余念はありません。
「プラヌラも沢山プラプラ」は最近ガイド中にツボったワードですのでしつこく使います。
バクテリアの発生状況も今年は流木の沈下が多く良好、潮の動きにくい海域はアートな感じです。
とまぁ・・・・・・怪しいダイビングばかりしているわけではないです。
お口直しに、秋に多い個体数が爆発するネジリンボウ。
巣穴を持てないネジリンボウが先住者に怒られるの巻。
秋ですな。
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB