冬と思えばもう海中は春の兆し。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
鹿児島県本土より松田がお届けいたします。
何か出来ることをコツコツと日の目を見ることはないかもしれないし、もしかしたらすぐに解き明かされることかもしれない新しいことに幾つか挑んでおります。
調査からの調査と息つく暇もなく、慌てて今日撮影した写真を交えながら今の旬をお送りします。
かつてアマモ場だったところは今は砂地が見え、最近はカタアシクラゲの仲間と思しきヒドロ虫をポツポツと見かけます。
これまでもアマモの影に隠れてあったのかなぁ・・・・・・
よく見ると中心部には小さなポリプ体がプラプラと数珠なりに、中にはクラゲ特有のあの動き「ポフポフっ」とぶら下がったまま動いているものも!
切り離されればクラゲとしての浮遊生活が待っているわけですね。
少し深場は、カンザシボヤや砂(海底)からソフトコーラルがワラワラ生えるエリアもありましたがそれもほぼ消失。。。
ポツンと残されたムラサキハナギンチャクで遊んでいると・・・・・・
小さなウミサボテンにハクセンアカホシカクレエビ。
何にもないように見える広大な砂泥と火山性の軽石には密かに新しい命が。
そしてまた環境はどんどん変わっていくのだろう。
浅場の溶岩にはコケギンポが活発です。
今年はまだ卵を守っている所を確認できていませんが、闘争や求愛も頻発しております。
(喧嘩を終え、メスへ向かって身を乗り出し渾身の求愛をするコケギンポ)
闘争に関しては午前中の早い時間、求愛はメスがウロウロするのがその少し後なのでロングダイブすれば諸々楽しめるかもしれません。
産卵シーンをまだ僕自身見たことがないので見てみたいなぁ。
おそらく例年通りのイメージからいくと巣穴を確立し、卵保護が始まるとオス同士の闘争を見れるシーンは少なくなるので1月中が狙い目です。
そろそろ海藻も爆発発生の兆しありです。
海中は春へと2月の海も乞うご期待です〜
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB
松田 康司