皆さん、こんにちは。今年は早々に梅雨も明け気持ちの良い海が続いてます。
生物達は、活発な繁殖活動を行い、海中は、毎日、盛り上がりを魅せてくれます!!
サンセットダイブで見られるシマハギの群れ産卵です。
ちょっとスローシャッターで撮影してるので、雰囲気が変わった感じで、シマハギ達の動きが出たかな(笑)・・・?!
モンツキカエルウオのハッチアウトです。穴から雄(お父さん)が、卵達をファニングし、次々と稚魚達をハッチアウトさせていきます。
メガネゴンベの周りにある小さな粒々が見えますか?
おそらく、ハナヤサイサンゴの仲間のプラヌラ幼生の放出かケミカルシグナルと呼ばれるものです。9時~10時頃の行動です。
研究者ではない素人目の判断なので、チリメンハナヤサイサンゴかイボハダハナヤサイサンゴだと思うのですが、
研究者の論文によると、イボハダハナヤサイサンゴは早朝に産卵するらしいので、おそらくチリメンハナヤサイサンゴなのかな?!
RGBLUE協賛の峯水亮氏プロデュースのスペシャルナイトダイビングのブラックウオーターダイブからです。
アンカーリングの再確認の為に移動した時に、お客様が潜っている場所から少し離れた場所で観察出来たダンゴイカの一種の交接です。
右が雄で左が雌です。雄と雌の間に白い棒状のものが精莢です。
興味深いのは、雌の腕の辺りに見える白い糸状に伸びてるものです。頭足類分類専門の土屋先生に拠れば、
「精莢が破裂して螺旋状に入っていた精子塊が出来たものだと思われるが、何でこんな状況になっているのか?送られてきた写真だけでは判断がつきません。
受託に失敗して破裂させてしまったのか?あるいは先に交接してた雄の精莢を外したところにも見えますが・・・何とも??」・・・っという事でした。
何にせよ、初めて見た珍しい状況でした。
ハゴロモトビウオです。峯水氏によると顎下にあるフサフサしたものは魚類寄生性のヒドロ虫のポリプらしく、
寄生することで効率的に食物を捕らえ、生息範囲を広げる事が出来てるらしい。トビウオが成長すると剥離するのだそうだ。
いつも思うのですが、生物達の繁殖戦略には目を見張るものがあります・・・。
未記載種のタコの幼体です。藻の様なゴミを捕まえて泳ぐように移動してました。
自分を大きく見せたいのかな?!ほのぼのしながら見てました!!
さて、毎日、ドラマチックな球美の海です。ぜひ、潜りに来てください~!!
久米島からでした!!