猛暑や大雨が酷い災害をもたらした鹿児島県本土より松田がお届けいたします。
鹿児島県本土のみならず猛暑は全国的に、そして大雨は特に九州で大きな被害を出した8月。
陸の事は僕が語れるようなことはありませんが、海にとっては少しだけいいこともあるように感じました。
まずは1週間の雨と雲のおかげで外気温も下がり、水面下は雨水の影響もありグン!!と水温が下がったというより上昇を抑えられたような印象を受けました。

ウツボの仲間たちも昨年を超える勢いで産卵を観察できております。
(写真はワカウツボの産卵)
新しいシーンの観察や気づきが何とも日々を面白くさせてくれます。

太陽系を海の生き物たちの行動で表現したく素材を撮りためているのですが、これはシコロサンゴの放卵を撮影したものです。
どの惑星にしようかな・・・・・・

これはサオトメシコロサンゴの(右)は雄個体で放精
(左)は雌個体で放卵しているシーンです。
シコロサンゴより荒々しさはなく、品のいいサンゴですよぉ〜
こちらのサンゴはシコロサンゴとは別な日程になりますが2026から新メニューとしてご案内させていただきます。

クロホシイシモチの口内クリーニング集合Ver.
南さつまでは、産卵をほぼ終えたクロホシイシモチも新世代が続々と登場し
クリアクリーナシュリンプやオドリカクレエビ(写真の個体)からクリーニングを受けようと挙って口を広げ迫るシーンは中々面白いものです。

こちらも現在終盤戦に突入のキンセンイシモチの仔魚放出。
口内に卵を持つ個体も随分少なくなり寂しいものです・・・・・・
様々な災害に見舞われた鹿児島の海ですが、それでもわりと変わらずに生き物たちは日々を過ごしているように思います。
見た目だけでなく様々な感覚を研ぎ澄まし、ガイドする日々がしばらく・・・・・・いやまだまだ続きそうです。

鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB




