2026初はサクネサブロウ

2026初はサクネサブロウ

今回は函館から、いま繁殖中のお魚情報をお届けいたします。

作根三郎なんて地方名は、北海道ではなく宮城での呼び名です。

こんな変わった名前の魚は、もちもん見た目もユニーク!

この魚は初冬に交尾し12月に抱卵を開始します。

抱卵はメスが行います。

45日ほどの抱卵期間中甲斐甲斐しく卵の世話を行います。

顔の奥に見えるのが卵塊です。

面白い事にこの魚は何年間も全く同じ穴を使用して抱卵を行なっています。

この個体の抱卵を見つけたのが2017年なので、今年で10年連続!

老成魚ほどくたびれていないので、まだ何年も繁殖すると思います。

老成魚ともなるとこんな感じです。

顔は男性の握り拳よりも大きく70cmほどあるのはないかといった印象でした。

砂地のど真ん中で見かけた時には一切動くことはなかったのですが、手で仰いでみると何とか体を支えるようにヒレを踏ん張りました。

これがこの個体を見た最後です。

話は戻ってふたつき近い抱卵を終えると遂に孵化を迎えます。

生まれ出た仔魚は親譲でやはり長い!

そして2ヶ月ほどの浮遊期間を終えると着底します。

着底して間もない仔魚は少し色がついている程度で、白色と透明の中間くらいの感じです。

ヒベンも枝分かれが無く海藻の上などで見つかることが多いです。

やがてヒベンも伸び始め顔にも濃いめの模様が出始めます。

着底から半年経つ頃には写真のように親ほどではありませんが、全身のみならずヒレにも美しい模様が入り始めます。

あの可愛らしかった時から3年…

立派な姿になりました!

 

GruntSculpin 佐藤長明