こん○○は。
川奈の八木です。
早いもので、あと半月あまりで今年も終わりですね。
というわけで、今年も川奈の海で沢山の発見や感動があったのですが、、
その中でも、個人的に印象に残ったもしくは今年ならではなシーンを振り返ってみました。
第3位
「台風多発と黒潮の接近」
今年は、ほんとに台風が多かった年ですね。
被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
海はというと、そんな台風によって南方からの潮に乗って、川奈にもいろんな生物が流れ着きました。
特に、今年は黒潮が近くに蛇行してくれてる為、水温も高く、流れ着いた生物も多様でしかも長く居てくれるのも特徴ではないかと思います。
写真のハナゴンベもそのひとつ。
川奈では初登場ではないかと。
そもそも居る環境が限られる南方でも貴重なこの魚が、我が川奈で観られるなんて、超ラッキー!!ゲストの皆さんも大喜びでした♪
第2位
「砂地の回復」
ここ数年、川奈ビーチの隣にある海水浴場などから流れて来る、人工的な重い砂がビーチ内にも流れ込み、共生エビも穴を掘るのが困難で巣穴ハゼ達が生息場所を代えたり、海草類の成長に影響が出ていました。
先にもありますが、春先から来てた台風が砂地の上部をかっさらってくれたおかげなのか?本来の砂泥質の砂地が戻ってきました。
おかげで、海草のヤマトウミヒルモも元気に花を咲かせ、クサハゼ、イトヒキハゼ、カスリハゼなど泥質の砂地を好む、レギュラーなハゼ達も数多く本来のエリアで観られる様になりました。
季節的に、越冬してるであろうネジリンボウに加え、季節来遊的なヒレナガネリンボウやコトブキテッポウエビも仲良く同じ巣穴で暮らしています。
砂地が復活した今年ならではの特徴的なシーンではなでしょうか。
第1位
「新種の発見」
2月の事です。
浅い砂地を流していたら、、うっと振り向くくらいなオーラを放つ小さな魚が居ました。見つめ直すと、、もちろん観た事も無く、特徴的な色合いで、一目見てこれはヤバいぞ!と直感!
魚類学者様に観てもらったところ、最初はクレナイフサカゴの幼魚では?ということでしたが(クレナイフサカサゴとしても、若魚の標本しかなく、幼魚は超貴重)よくよく調べてみたら、、なんと新種であるという事が判明しました!
このご時世、あさいところで新種はなかなか難しいかな〜と思っていた矢先だったので、とても嬉しい発見と結果でした。
僕個人的には忘れられない出来事となりました。
これも、やはりひとつの海に腰を据えて、普通種だろうがなんだろうが日々向き合ってる、たまたまな結果なんだと思います。
海ってやっぱ楽しいし、感動を与えてくれるんですね〜〜。
というわけで、今年もこのガイド会ブログご愛読ありがとうございました!
来年も心機一転、海からどんな感動を感じ皆様と共感出来たらと思います。
来年もガイド会共々、どうぞ宜しくお願い致します!!