冬の生態の季節

冬の生態の季節

こんにちは、葉山の佐藤輝です。
早いものでもう3月。
今年の冬はゴルフを上手くなろう!とかスタッフのガイドのレベルをあげるプログラムみたいなものを
考えよう!とかいろんなことを考えていたのに気がつけば毎日ガイドをして海と向き合っているうちに
こんな季節になってしまいました。
それだけ僕達が仕事に選んだガイドっていう仕事は奥が深くて難しくて、なにより楽しい仕事なんだなって思っています。
結局、この冬も葉山の海と向き合っていたら、ガイド以外のことをするまでもなく過ぎ去ってしまいました。
水温がほぼ底をつく、この時期のお客様からのリクエストNO1は何といってもダンゴウオ !!
今の季節は緑の子や、幼魚にしかついていない天使の輪のついている子、定番の赤い子など、いろいろなダンゴウオ が観察できています。
これだけ沢山のお客様を虜にするダンゴウオ は葉山不動の1番人気のお魚なんだなと毎年感心させられます。
同時にこの季節の人気NO2はウミウシ!
様々な種類が観察できる今の季節は2ダイブあれば30種から40種のウミウシを観察することができます。
水深の浅いポイント、深いポイントによって違う種類が観察できたりボートポイントがオープンしたことによって、この10年間では
観察できなかった種が観察できるようになりました。
生えものと呼んでいるお花のように見えるウミヒドラの仲間やニホンアワサンゴ、ヒメホウキムシなども今の寒い季節の風物詩です。
他にも冬に産卵、抱卵といった生態行動をする生物の動きも活発になっています。
ヒメギンポ産卵
サビハゼ求愛
寒い季節にも生き物たちは子孫を残すために精一杯に毎日を生きています。
もうしばらくすると気温も水温も上昇しダイバーにとってオンシーズンとなります。
オンシーズンを迎える前にしっかりと海と向き合い、冬ならではの生物の生態を把握して、すこーしだけ余裕があれば
ゴルフの上達に勤しみたいと思っています。
ダイビングショップNANA
            佐藤 輝
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^