春のあしおと

春のあしおと

みなさん、こんにちは。
7日は、三保から鉄が海の情報をお伝えいたします。

エントリーして直ぐの浅瀬には、アユの稚魚が群れています。
来月の下旬には、遡上を開始するので、今月下旬には「ぱっ」と居なくなると思います。

フクロノリやアントクメが繁茂する砂地の斜面には、真崎にしてはチョッと早く感じる
カエルアンコウのチビたちが出ています。

ソメンヤドカリが居たので、まさかなぁ〜と思いながらも凝視してみたら、居ました!
ペリクリメネスダルダニコラが。
1ヶ月前にもペアがヨコスジヤドカリとともに観察されましたので、この冬は3個体目
となります。

探求を進めてゆくと、斜面で見た個体よりもさらに小さなカエルアンコウがいました。
何かを捕食したばかりのようで、お腹が歪な形をしていて、動き難そうでした。

そして浮上に移るとムラサキハナギンチャクにミズヒキガニがいました。
このイソギンチャクには、マルガザミが長いこと居候していますが、新たな間借りガニ
が増えたようです。

こんな感じで、季節はズンズン歩みを早めているようです。
まだまだ見つけ切れていない冬の生物もいるので、春に追い越されないうちに観察の
機会を得たいと思います。

さて、明日は葉山から探求の旅を終えて戻った輝くんが、海の情報を伝えてくれます。
鹿児島で得た経験を如何に葉山にフィードバックするかが期待されます。