大瀬崎より、赤堀です。
深海魚フィバーも一段落し、海中も春っぽくなってきました。
ただ今年は水温が高めで、17~18℃となっています。いつもだとこの時期は、15℃前後の水温なので
2~3℃は高く、寒がりな私にとってはとっても有り難い水温が続いています。
そんな高めの水温に誘われてか、春らしい生物が一気に増えている感じがします。
代表的なのが、カエルアンコウの幼魚です。
水底に転がっている海藻の中や、ロープの陰に隠れていることが多いのですが
今回のように、貝殻に身を寄せている個体もチラホラ見ることができます。
大きさは1センチ前後で、白色や黄色、黒色などの単色の個体が多いです。
もう一つは、キアンコウです。イメージとしては「冬」が強いですが、意外と3月のこの時期に
見られるケースが多い気がします。
大きさは1mほどで、大きな目をキョロキョロさせて周辺をうかがっています。
運がよければ水深15m前後でも見られますので、カエルアンコウの幼魚を探していたら
キアンコウもいたー!!なんて忘れられないダイビングになるかもしれませんね。