押忍!
今回は、先日遠征で行った先のリポートです♪
めちゃんこ田舎の“秘境”という言葉がよく似合う島でした。
留守番していたスタッフにお土産ぐらいは買って帰らなと思っていたのですが、ほんとお土産屋さんがなくて、セブに戻ってから買ったのはここだけの話し...。
白石です。
遠征先のブスアンガ島は、フィリピンのパラワン島の北に位置する小さな島。
アクセスはマニラやセブから直行便が出ています。
空港に着くと、予約していたホテルの送迎車が迎えに来てくれて、40分ほどでホテルに着きます。
今回の滞在中、ヨーロピアンや中国人は沢山見ましたが、日本人にはあまり馴染みがないのか、1人も日本人に会いませんでした。
今回は、千葉のショップさん『オーシャンドリーム』の中尾さんと、スタッフのころもちゃんと3人で出掛けてきました♪
こんな綺麗な島で。
こんな透明度のところです。
ジュゴンの保護区があり、ジュゴンは現地の方にとても大事にされています。
利用したショップさんは、『Dugong Dive Center』と、如何にもジュゴンで飯食うてます的な分かりやすい名前のショップさんでした。
朝7時半~8時ごろにホテルのビーチでピックアップしてもらい、ポイントまでボートで走ります。
途中『ケソン村』に寄り、パーミット代を支払うと、『ジュゴンポリス』なる人がいてボートに乗り込んできます。
保護区の『アバンアバン』はとても広いビーチで、そこにジュゴンポリスがスノーケリングで入り、ジュゴンを発見します。
一度発見すると、ジュゴンを見失わないようにずーっと水面からモニタリングし続けます。
ジュゴンは本気出すと時速25kmで泳ぐので、地味にしんどい仕事です。
ダイビングのお客さんは、現地ガイド1人+お客さん4人の割合で交代ごうたいでジュゴンポリスに呼ばれてエントリーしていきます。
1チームの持ち時間はだいたい15分です。
なんせあの広いビーチをずーっと追いかけ続けないといけないので、ジュゴンポリスさんはホンマ大変な仕事やなぁ~と思いました。
左下の人と右上の人がジュゴンポリスで、一緒に行った中尾さんは反省文、あちゃうわ、誓約書を書かされています。
ジュゴンを見るときの約束事は、各船のガイドさんが説明してくれます。
①触ったらダメ
②近づきすぎてもダメ
③撮影の際、ストロボやライトダメ
④ダイビング中に水面に上がったらダメ
⑤大きな音を立てるのもダメ
など、ルールのほとんどはジュゴンに優しく接して下さい的なものでした。
僕らの番が来て、エントリーします。
天気も透明度も良いです♪
いたーーーーーーーーーーっ!
海藻食べてますよーーーっ!
めちゃめちゃ可愛い~~~♪
1日に40kgぐらい食べるそうですが、確かに潜ってる間ずーっと食べてましたよ。
平和なやっちゃでー。
哺乳類なので3~5分ぐらいに一度水面まで息を吸いに上がっては、降りてきます。
この時、ドジョウみたいに真っ直ぐ上がって真っ直ぐ降りてくるわけではなく、斜めに上がって斜めに降りてくるので、めちゃめちゃ移動します。
このスピードについて行かないと透明度が悪いとすぐにロストしてしまいますので、もし見に行かれる方は本気のフィンと泳力を鍛えて臨まれることをお勧めします。
この写真は、上から降りてくるところ。
シルエットがかっこい~♪
最後に「上がろう。」の合図が出て、水面で「すごかったねー!」と興奮を確かめ合っていたら、なんと我々の真横に息継ぎに上がってきました。
めちゃめちゃ間近で撮られた写真です♪
最後の最後まで、ほんとに油断できませんよー。
ころもちゃんが、スライドショー作りました。
お時間ある方、ぜひご覧ください♪
ここから、マクロの写真です。
普段セブはマクタンでガイドしていますので、フィリピンの他の場所に潜りに行くと“セブに居ない魚”または“セブでは珍しい魚”を探すのが密かな楽しみの1つです♪
フックフィンカーディナルフィッシュ。
これは今回泊ったカシューグローブというリゾートのハウスリーフで観察しました。
2年前にエルニドでスノーケルしたときに子供を見たことがあって、それ以来ずーっと親を見たかった念願のテンジクダイです。
第二背鰭が鍵状になるのが特徴みたいですが、それよりも個人的にお腹のオレンジ色がエグかったですね~。
むちゃんこ大きなジョーフィッシュがいると言われてて、必死に探してたジョーフィッシュ。
ころもちゃんが見つけて来ました。
むちゃむちゃ大きすぎる個体でもなかったのですが...子供やったんかなぁ~?
デンドリティックジョーフィッシュです。
目と目をつなぐ黒いマスクが特徴だそうです。
シリキルリスズメダイ。
実は人生初のスズメダイでした♪
シルエットは、マクタンでも見られるズプリンガーズドムワゼルにそっくりですね。
カンムリニセスズメ。
こちらもセブでは見られないメギスの仲間です。
中尾さんが教えてくれたのですが、ほんとに小さかったなぁ~。
アミメチョウチョウウオの500円玉サイズ。
感動したぁ~~~!
ケリドヌラ・ヴァリアンス。
こちらはセブでも見られるウミウシですが、産卵していたのでちょっと腰入れて撮ってみました♪
今回の報告は以上です。
ブスアンガ、楽しかったよ~~~。