ハイサ~イ!皆様
沖縄本島から津波古です。
2019年も残すところ
約一か月となりました。
北風・強風の日も多くなり
いよいよ・・冬がくるぞ!
って感じるようにもなってます。
(ま、今年の11月は好天が多く、暑い日が多かったんですが)
海中は現在24~25℃で、さほど寒くも無いんですが
上がって、風にさらされると、ブルっとしますよ(笑)
陸も海も寒さ対策は万全に!
『グルクマ』の見応えある群れに出逢える、季節になってます!
で、実はここ最近のネタではないんですが
この2019年に
積年の疑問が一つ解けた事がありまして。
それが・・
当地では度々目にしていた。
こんな、『ハゼ』
漠然と「シロオビハゼの老成魚・・だろうな・・」
と思いながらも。。
「ホントにそうか??」「未知の種の可能性は?」
と、ずっと思ってまして。。。(笑)
通常、『シロオビハゼ』と言うと
頭の先端と背面、体の背面がそれぞれ白色である。
と、言うのが特徴です。
そして、モヤモヤの原因で、どの図鑑にも・・
もっと、白黒はっきり・くっきりの
ツートンカラーの個体の写真しか載っていない事もあり。。
しかも、当地には同じイトヒキハゼ属の近似種で
研究の進んでいない ↓『マウデズ・シュリンプゴビー』が生息するもので・・
実は、随分前から、その『白いシロオビハゼらしき?ハゼ』は。。
もしかして、マウデズの老成魚!って可能性も有るのでは??
なんて・・ふと、思っていまして。
怪しげな個体を見つけては、撮り貯めて・・
いつもお世話になってるS先生に
この夏、いよいよご教授願いました!
結果。
送った『白いシロオビハゼ?』の写真について
どの個体も『シロオビハゼ』であろう、との事。
原因は不明だが、ツートンカラーにならない個体の存在は
成長過程に関係なく、なにか生理的な問題であろう、と。
そして、通常の(ツートンカラー)の個体も
採集し標本化するとこのような色彩になります。
むしろ、標本写真ではツートンカラーの色彩を
画像に残せないのがこのハゼの特徴です。
ただ、自然観察でこのような色彩になっている
生態写真はごく少量であるので貴重、との事でした。
なるほど!承知致しました!!
ちょうど、この頃・・
『マウデズ・シュリンプゴビー』の画像を
とある、機関に提出する案件があって。。
この、『白いシロオビハゼ(?)』の
正体解明を焦ったのですが。。
その機会に、ホント積年の疑問。。
スッキリ!!です。
津波古 健 TSUHAKO TAKERU
潜水案内 ~Okinawa~ HP
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