みなさま、こんばんは。
もう1月末というのに、改めまして新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ちょっとバタバタとしてしまい日をまたいでしまいました、申し訳ございません。
今冬は温暖な冬と言いながらも、突然寒くなり雪になったり春の陽気になったりと陸上も例年のごとく「今年はおかしい」という感じが否めませんが、水中も同じく「例年になく・・・」となっております。
一番おかしなところは「水温」
毎年新年を超えると水温も徐々に下がり、感覚値ではありますが水温は月末で16度あたりになるのですが今年は未だに17度後半。
秋も水温が高かったせいか未だに南方種(季節来遊魚)が死滅せずに生存しております。
美し魚たちが長く見られるのは喜ばしいことではあるのですが、本当にそれが1年やもっと長いスパンで見た時にいいことなのか?と疑問に感じるばかりです。
さて、難しいことは置いておいて伊東は季節的にそろそろ本格的に「冬のスター」が高確率で遭遇のチャンスです。
「冬のスター」とは・・・
そう、マンボウでございます。
英名はSUN FISHといい、時折海面で横たわった状態で漂っていて、その姿が丸く太陽のように見えるということからその名がついたとされています。
実際伊東でも水面で横たわっている姿を運良く目にすることがありますが、中々稀なことでもあります。
そもそもマンボウ自体それほど高確率に出会えす訳ではなく、私たちガイドでも1シーズンに数回遭遇できるかどうかという希少性。
現在ではマンボウは、「マンボウ」・「ウシマンボウ」・「カクレマンボウ」の3種類が存在します。
ちなみに、マンボウに似ているけどマンボウでない「アカマンボウ」や「ヤリマンボウ」なんてのもいるそうです。
伊東で出会えるのはTHEマンボウです。
さて、そんな貴重なマンボウ遭遇のチャンス。
伊東では下記の条件が過去遭遇した条件をもとに「高い」と考えられています。
・晴天
・水面付近に通常より多く漂うクラゲ
・小〜中程度の流れ(強いと意外に遭遇しない)
・大潮と大潮前後2日くらい
・透明度はいいが若干だけ白濁している日
・何故か大晦日、正月に一度発見される。
となっています。
最終的にはタイミングがもっとも重要です。1日同じ場所で滞在するように発見はできない訳です。
伊東ではクリーニングステーションがみつかってる訳ではなく、どうやら深場から根を通過していく時に発見されるようで根頭で遭遇することが多いです。
もっとも多く遭遇しているのが安全停止中というのが他のエリアとの大きな違いなのかもしれませんね。
ちなみに、見た目おっとりしている感じのマンボウ・・・
逃げ足はビックリする程早く、少々水中脚力に自身のある私でも全く歯が立たないほど(汗
根頭で突然遭遇したりしても絶対に追いかけない事をお勧めします。
追いかければ必ず逃げます。
逃げると追いつかないし、そのシーズンはほぼその発見された付近には姿を現さなくなります。
あとは「見てやろう!」と殺気を出しすぎるのも良くないですね〜
ひたすらマンボウを意識するのではなく、他の景色や生物に集中している時に限って突然現れたりするのです。
大きさは1mちょい〜3m位。
2m以上のサイズは単体が多く、1mクラスは数個たいが一緒に泳いでいる姿を見ることが多いです。
1ダイブの遭遇で過去1mクラスが30枚というのが伊東では最高記録だとか・・・
私個人は1ダイブで1mクラスが3枚と2.5mクラスが1枚の計4枚が最高です。
ちなみに今回写真のマンボウは2年前に遭遇した際の写真ですが・・・この時は全く逃げない個体で触れるくらいの距離で約6分間も一緒にいることができました。
遭遇チャンスは例年3月いっぱい迄。
2月は高透明度も期待でき、尚いい条件ですので伊東のカラフルな海も堪能しつつ、マンボウにも会いたい!って方は難しく考えずに〜まずは潜りに来てくださいね♪
さて週末は東京で「ダイビングフェスティバル2020」が開催されます。
当店もブース出展をさせていただきますので、今週末は是非会場にもお越しくださいね!
http://www.scuba.or.jp/divingfes2020/
Dive Family Yellow ひで