シワイカナゴと言います。
でも、トゲウオ目なのでイカナゴではありません。
いつも魚の名前を伝えると「うんうん、イカナゴね!」と(^^;
「いえ、イカナゴでは・・・」「でも、イカナゴって」・・・
慣れましたけどね、この会話。
そんな名の持ち主が今回ご紹介する魚です。
この時期に函館でご案内したゲストはだいたい見た事があると思います。
いまごろが繁殖期なのです。
オスは縄張りにメスを誘い卵保護します。
しかし、卵を守るというより繁殖場所を確保するため隣接する縄張りオスとしょっちゅう小競り合いをしています。
メスはお腹が大きく張り出し始めメスだけのグループで行動しオスの縄張りを回って気に入ったオスの縄張りで産卵します。
繁殖期は4月下旬から始まり7月まで続きます。
早く生み付けられた卵塊は眼ができ中でくるくる動きます。
これがね、可愛い!
この時期にはアマモも花を咲かせる季節です。
水中で開花し花粉を飛ばします。
光合成により放出される酸素が観察できるのも水中ならではで得した気分になります。
ここまできたら全て順調に孵化して欲しいものですがそうばかりもいきません。
「コウダカマツムシ」と言う可愛く無い名前で肉食で美しく無い姿の巻貝が今年は異常に多く生み付けられた卵をどんどん食べてしまいます。
この卵塊もほとんど食べられ残り一粒だけとなってしまいました。
生き残ることは実に厳しいですね。
このままでは悲しすぎるのでいまおすすめの「アオサ」スナビクニンをご紹介いたします。
ハンモックに乗ってつろいでいるようで実に気持ちが良さそうです。
なのでお店にもハンモックを買ってしまいました。
今回は函館店からでした!