数字との戦い。

数字との戦い。

梅雨前線消滅の鹿児島県本土より松田がお届けいたします。

完全に梅雨明けたなぁ〜〜〜なんて空を見ながら呆けていたら、梅雨前線が消滅し、その確率1%らしい・・・・・・

梅雨時期は梅雨らしくジメジメネチネチやっておりますよっ。

まずは、6月の風物詩になりつつあるコロダイの大産卵!!

どうやら、海外では養殖などで繁殖のメカニズムはわかりつつあるみたいだけど日本国内でも海外でも自然環境下での繁殖地や時間なども不明なようだ。

産卵サイトに潮を見て観察に向かうと、日に日にコロダイの集団は大きくなり産卵に訪るようになっていきます。

産卵の際は、メス(右の小さな個体)とオス(左の大きな個体)は体を寄せ合い小刻みに震えながら上昇し産卵を行います。

卵は非常に小さく、数を沢山排出しすぐに孵化させる戦略だと思われます。

(メスの尾鰭付近に卵が写っています)

6月の末にコロダイ産卵の後半戦があるので、そこでも皆さんにご案内いたします。

昨年から観察を進めているイチモンジハゼの卵保護とハッチアウト。

ミジンベニハゼと同じエリアで観察していますがミジンベニハゼとは異なり、一夫多妻なハゼです。

今年は、いい感じに定着してくれており2〜3日おきにはハッチアウトも観察できております。

 

彼らの求愛はいつも早朝に見ていたので朝の早い段階で産卵行動もしているんだろうなぁ。

地味なハゼと思いきや、目の下に青いラインが入り美しいTHE普通種のハゼです。

イチモンジハゼのハッチアウトを観察している頃、頭上ではキハッソクが毎日のように産卵です。

広い砂地に点在するブロックをランドマークにイチャイチャが止まりません!

止まらないと言えば、そんなキハッソクのすぐ下を、シマウミスズメ達も忙しなく求愛し産卵を繰り返します。

あちらも、こちらも大忙しです。。。

 

 

今年は、ハシナガウバウオの繁殖シーズンの始まりを把握し、その前に産卵床となりそうなものも把握しチェックしておきました。

昨年、産卵していた2枚貝なども少し手で掃除しておくとより選択される可能性は上がったように感じます。

彼らのハッチアウトなども是非狙ってみたいものですね。

兎角、6月が1年で1番楽しい季節であることは間違いない〜

あぁ〜贅沢は言わないから体が3つ欲しい。

鹿児島県鹿児島市下福元町7641

ダイビングショップSB

http://sb-diving.sakura.ne.jp